HearとListen to の違いとは??
こんにちは!(@Girafeenglish)です!
今回は”hear”と”listen to”の違いについて話していきたいと思います。
どちらとも日本語にすると「聞く」ですが、実はニュアンスが微妙に違うんですね。
果たして何が違うんでしょうか?
早速やっていきましょう!
Hear
”hear”は無意識に聞こえる、自然に耳に音が入ってくる場合に使います。
日本語の場合だとよく「聞こえる」という風に訳されます。
I heard a woman screaming.
女性の叫び声が聞こえた。
She heard her name called.
彼女は名前が呼ばれるのが聞こえた。
I heard the thunder.
雷の音が聞こえた。
Can you hear me?
(電話などで)聞こえる?
どの例文も意識して聞こうとはしてませんよね。
叫び声も名前も雷の音も自分から聞きに行くのではなく音が鳴った、もしくは言われたから聞こえたんですね。
最後の”Can you hear me?”も「(意識して)聞いてる?」ではなく、
単純に声が耳に届いてる?という意味ですね。
また、”hear”は単純に「聞こえる」だけでなく
「噂に聞く」や「便りがある」
「(〜の存在を聞いて)知っている」といった場合にも使えます。
I heard from him last night.
昨夜彼から連絡があった。
I heard that he passed the exam.
彼がその試験に合格したと聞いた。
Have you heard of Sho Otani?
大谷翔平って知ってる?
1番最初の例文は
”hear from~”:
「〜から連絡がある」
で2番目の例文は
”hear that S V”:
「SがVすることを聞く」
という意味からこのような文章になります。
最後の例文は”hear”を使ってるのになぜ「〜って知ってる?」って意味になるの?
”Do you know~?”じゃダメなの?
と思った方はぜひこちらの記事をご覧ください!
Listen to
”Listen to”は意識して何かを聞くときに使います。
英語のリスニングも意識して英語を聞くからリスニングなんですね。
無意識に聞いてたらヒアリングになってしまいますね。
He is listening to music
彼は音楽を聴いている
Are you listening to me?
私の話聞いてる?
Will you listen to me for a few minutes?
少しの間だけ私の話聞いてくれない?
I'm sick of listening to his complaints.
私は彼の文句を聞くのにうんざりしている。
音楽を聞くにしても誰かの話を聞くにしても無意識にテキトーに聞きはせずに
「聞こう」という意識を持って聞きますよね。
まとめ
今回は”hear”と”listen to”の違いについてまとめました。
ここで最後に少しテストをしてみましょう。
大丈夫です。ここまでしっかり見たあなたなら速攻で分かるはずです。
He screamed something at me, but I couldn't ( ) because I was ( ) music with headphones at that time.
( )にはそれぞれ”hear”か”listen to”かのどちらかが入ります。
(現在進行形などの活用は今回は気にしないでください。)
正解は最初の( )が”hear”で2個目の( )が”listen to”です。
He screamed something at me, but I couldn't(hear) because I was (listening to)music with headphonesat that time.
きちんとした正解はこのようになります。↑↑
念のため理由を説明しますが”hear”のときは何も意識せず、聞こえないので”hear”を使い、”listen to”のときは音楽を聞くことに意識を傾けているからですね。
もしここで「え?どういうこと?」となってしまった場合にはもう一回上に戻りましょう。
わかった人はもう大丈夫です!何度も使ってすんなり出てくるレベルにまで頭と身体に染み込ませましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!