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”listen to”と”listen for”の違いとは?

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こんにちわ!(@Girafeenglish)です!

 

今回は”listen to”と”listen for”の違いについて説明していきます。

この2つの表現めちゃめちゃざっくり分けると意味同じなんですよね(笑)

ですが実際には日本語で話すとき、この2つに対応する表現はかなり頻繁に使います。

前置詞が違うだけですが割とニュアンスがガラッと変わるので

サクッとやっていきましょう!

 

”listen to”と”listen for”の違いの前に...”listen to”と”hear”って何が違うん??と思った方はこちらをご覧ください!

 

www.990englishome.com

 

 

Listen to

”listen to”は多分99%の人が知っている表現ですね。

 

He's listening to the music with headphones.

彼はヘッドホンで音楽を聴いている。

 

このように簡単に使えますね。

この時、ただ”listen to”と捉えるのではなく、前置詞の”to”に注目してください。

前置詞の”to”はいろいろな意味を持ちますがその意味の一つに

「到達点を表す」というのがあります。

 

I have to move from Tokyo to Kanagawa.

東京から神奈川まで引っ越さなきゃいけない。

 

このように”to”は何かが移動してどこかに到達する、というニュアンスが含まれています。

これが”listen to”にも適用されています。

つまり、この場合はヘッドホンから音が移動して彼の耳に到達していると考えてください。

Listen for

”listen for”は辞書ではこのように紹介されています。

英語と日本語どちらとも載せておきます。

to be and remain attentive  so as to hear some sound.

出典:Bravolol.com

こちらは何かを聞くために注意深くなる、といった感じですね。

〔+for+(代)名詞〕(予期して)〔...に〕聞き耳をたてる

We listened closely for his footsteps.

彼の足音がせぬかと聞き耳を立てた。

出典:webio英語辞書

 こちらは何かの音を予期して聞こうとする感じですね。

”closely”をつけてより細かく聞こうとする情景が湧いてきますね。

 

このときも前置詞の”for”に注目してください。

”for”の意味の一つに「目的地、行き先を示す」というのがあります。

このとき気をつけて欲しいのがあくまで行き先を示すだけでまだその場に着いてない、ということです。

イメージを掴むためにいくつか例文を用意しました。

When the weather turned bad, we decided to head for home.

天気が悪くなってきたので、私たちは家に向かうことにした。

He headed for his computer the minute he got home.

彼は帰宅するとすぐにコンピューターに向かった。

出典:eow.alc.co.jp

 上の文は天気が悪くなったとき家に向かっただけでまだ着いてはいませんね。

下の文も帰宅してコンピューターに向かっただけで着いたかどうかは言及されていませんね。

このように”for”は着いたかどうかはあまり明確ではなく、方向だけを表しています。

これ以外にも

”wait for~”:「〜を待つ」

”look for~”:「〜を探す」

などもこの”for”の用法です。

なぜかというと何かがまだそこに来ないから待っていて、

何かが手元にない(手元に到着していない)から探しているのですよね。

つまり”listen for”はまだ音が耳に到着していないから自分の方から能動的に聞こうと耳をすませているような感じになるんですね。

 

まとめ

今回は”listen to”と”listen for”の違いについてまとめました。

”listen to”は知っている人が多いと思うのでそのまま”listen for”も似たようなもんだろ、ってことで解釈してしまう人が多いのですが、微妙に違ったんですね。

でもこのサイトの内容をしっかり覚えていただければ大丈夫です。

もちろん覚えるだけでなく普段の生活の中で使い分けていって、いざ外国に行った時などにさらっと使えるようにしてください。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!